国家公安委員会の会見で中野大臣は、被災地で先月10日までに約5700個の金庫が警察に拾得物として届けられたことを明らかにしました。
これらの金庫から、約23億7000万円が回収されたということです。
このうち96%にあたる約22億7000万円が持ち主に返還されました。
警察は業者に金庫の鍵を開けてもらい、中にあった預金通帳や権利書などから持ち主を割り出したということです。持ち主が判明しても避難先が分からないケースもあり、返還のための作業は難航したということです。
警察庁は「引き続き作業をして、1人でも多くの人に返還したい」としています。
イギリスの新聞「デイリーメール」は、「イギリスが略奪に頭を抱えているなか、日本人の誠実さが証明された」と自己批判を交えながら絶賛しています。
アメリカのオンラインニュースサイトも「災害の後は略奪がつきものだが、日本ではその逆のことが起きている」と報じています。
かつての日本は凄い国であったようです。
イギリスの詩人エドウィン・アーノルドはかつての日本をさして、こんなふうに表現しています。
「地上で天国にあるいは極楽に最も近づいている国だ。その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙譲ではあるが卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない。これこそ日本を、人生を生甲斐あらしめるほとんどすべてのことにおいて、あらゆる他国より一段と高い地位に置くものである」
そんな誇らしい日本の一員としてもっと自信を持って日本を誇り高い国家にしてゆきたいものです。
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