2010年12月7日火曜日

好きな分野を追い続ける大切さを強調

ノーベル化学賞を受賞する鈴木章・北海道大名誉教授(80)と根岸英一・米パデュー大特別教授(75)が7日午前(日本時間7日夕)、ストックホルムのスウェーデン王立科学アカデミーで会見した。2人は若者へのメッセージとして、好きな分野を追い続ける大切さを強調した。
会見は英語で行われた。鈴木さんは授賞理由となった有機化学について「医薬品や液晶の材料など新しい物質をたくさん作り出せるのが面白い。日本はこの分野に強く、さらに活発になる」と分析、夢中になった分野を追い続けた人生を振り返った。また、根岸さんは「色紙には、自分が何が好きで、何が得意かを見つけて、と書く」と紹介。恩師で化学賞受賞者の故ハーバート・ブラウン博士の「永遠の楽観主義を持ち、夢を追って」という言葉を披露した。
会見には、物理学2人、経済学3人の受賞者も参加した。会見場に顔を見せた根岸さんの妻すみれさん(73)は、夫の様子を「最高の舞台なので甘くつけて90点」と笑顔で採点した。多くの若者が好きな分野を追い続けて第二・第三の鈴木・根岸になっていって欲しいですね。

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