2010年12月1日水曜日

創造力で立ち上がらなくてはならない

大阪「正論」懇話会の第21回講演会が1日、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで開かれ、建築家の安藤忠雄氏が「日本の『環境・技術立国』を目指して−世界に誇れる日本」と題して講演した。安藤氏は日本が誇るべき新たな分野として、環境対策と建築などの技術を挙げ、これらを世界に発信すべきだと提唱した。
安藤氏は、日本は経済の国際競争力を失いつつある中で、「(経済大国としての)存在感がなくなり、閉塞(へいそく)感がある」と指摘。人口増加で資源、エネルギー、食料が世界的に不足しつつあり、日本が得意とする資源の再利用など環境、建築関連の先進技術が「世界に大変役立つ」と訴えた。
さらに、自身が手掛けた国内外の数々の建築を紹介しながら、「新しい文化が新しい力を生み出す。日本は経済力ではなく、創造力で立ち上がらなくてはならない」と強調した。
また、出身地の大阪についても触れ「大阪は仕事がない、不法駐車が多い、緑が少ないといわれるが、これらは市民が参加することで解決できる。大阪から世界を変えていく気持ちが大事」と呼び掛けた。創造力を持って世界に役立つ技術を開発していく事が重要でしょうね。

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