2010年12月5日日曜日

REIC

岡山大病院呼吸器外科の豊岡伸一助教は3日、アスベスト(石綿)が原因で発症する悪性胸膜中皮腫の患者に、がん抑制遺伝子を組み込んだウイルスを投与する臨床研究計画を森田潔病院長に申請した。学内の審査委員会の承認を経て、国に申請する。豊岡助教は「安全性を確かめ、新しい治療法を確立したい」としている。
病院によると、遺伝子は「REIC」と呼ばれ、岡山大が平成12年に発見。正常細胞にはほとんど影響せず、幅広い種類のがん細胞を死なせる効果が、人の組織やマウスを使った実験で確認されている。
臨床研究は、化学療法や手術による治療が難しい患者などが対象で、最大30人に実施。ウイルス量を徐々に増やして胸部の病巣などに投与し、安全性や効果を確認する。十分に安全に配慮して臨床研究に臨んで下さい。そして新しい治療法を早く確立して欲しいものですね。

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