日立製作所は6日、ハードディスク駆動装置(HDD)のモーターやエアコンの圧縮機から、レアアース(希土類)を回収、再利用する技術を開発したと発表した。2013年をめどにリサイクル施設を本格稼働し、グループの年間使用量の1割にあたる50~60トンの回収を目指す。
レアアースは中国の輸出制限などで安定調達が課題になっており、日立はリサイクル技術の開発とともに、新たな調達先確保や代替材料の開発も加速させる方針だ。
日立が開発したのは、使用済みHDDや圧縮機から、レアアースを含む磁石を効率的に回収する装置と、砕いた磁石粉から化学薬品を使わずにレアアースのネオジムとジスプロシウムを抽出する手法。リサイクル施設の本格的な稼働と同様に代替材料の開発を早急に進めて欲しいですね。
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