2011年9月3日土曜日

日本の将来はどうなるの?!

「新入社員の皆様、ご家族の皆様、本日はおめでとうございます」。中西勝則頭取が祝辞を述べる。4月1日、静岡銀行グループ(静岡市)の入社式。新入社員219人の後方には、温かく見守る約150人の親の姿があった。
2008年のリーマン・ショック以降、厳しい状況が続く就職戦線。ある母親は「大変だった。私も娘の代わりに会社説明会を予約したりした。それだけに、娘の晴れ姿はうれしい」と喜んだ。
「社員の成長には家族の支援が不可欠だ」と、中西頭取の発案で初めて入社式に親を招いたのは07年。親向けの会社説明会も同時に始まった。
親が同席する入社式はまだ少ないが、内定者の親向け説明会は珍しくない。エントリーシートを添削したり、自己分析を手伝ったり、就活に積極的にかかわるようになった親。もはや企業にとって無視できる存在ではない。
親子二人三脚の就活が当たり前になる中、大学では、親を対象とした就職支援が活発化している。
大手前大学(兵庫県)のキャリアサポート室は09年、冊子「保護者のための就職ガイドブック」を作成し、3年生の親を中心に配布を始めた。冊子では、「インターンシップ」(就業体験)や適性検査「SPI」など、耳慣れぬ就活用語を解説。「結果が出ない時こそ褒めて」などと、親の心得をアドバイスする。
「3年ほど前から、親からの問い合わせが急に増えた」と担当者。「大学でしてくれる支援は何か」「どんな資格を取ったら就職に有利か」といった質問が多いという。
金沢星稜大学は今年2月、学内で開かれた合同会社説明会に、学生と一緒に親が参加体験できる場を作った。好評だったため、同大は来年も実施するつもりだ。
帝京大学は昨年、新入生の親を対象にした説明会を八王子キャンパスで始めた。入学前の3月、「就職戦線を勝ち抜くための『親の就活学』」と題し、キャリア教育担当教員らが企業が求める人材像や親の心得などを伝えている。
 こんな年齢まで、親に頼らなければならない時代になったんですかね。親もいい加減子離れしたらどうかと思いますね。大学も、完全の学問・研究の場から就職斡旋の場に変わっていってしまうんでしょうかね。日本の将来が不安ですね。

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