2011年9月3日土曜日

外国人僧侶が日本で修行

曹洞宗の外国人僧侶14人が、石川県羽咋市酒井町の永(よう)光寺で修行している。一行は1日から11月24日まで約3カ月間、毎朝4時に起床。日中は講義を受け、夕食後は座禅を組む生活を続ける。
 修行は、学んだことを自国での教化活動に生かしてもらう目的で曹洞宗宗務庁(東京都)が2007年から実施しておりこれまではフランスや米国、熊本で開催してきた。
 今回来日した僧侶たちはヨーロッパや北米、南米出身の30~60代で、尼僧が半数以上の8人を占める。この日は講義として食事の際に使用する器の使い方の指導があった。講義は、講師の話を通訳が英語に訳しながら進められた。
 宗務庁のスタッフは「皆さん日本に来ることができ、しかも由緒ある永光寺で修行ができ、大変うれしく思っているようです」と話していた。一行は月1回、羽咋市内に托鉢(たくはつ)に出るほか、宗派の大本山である福井県の永平寺や輪島市の総持寺祖院も訪れる予定。
 キリスト教が生活に染み込んでいる地から、自国での布教をすすめるために日本に修行に来るとは凄いことでもありますね。西洋・東洋という差はなくなりつつあるようですが、西洋の方々は神秘的な東洋や東洋の思想・宗教に憧れるのかもしれませんね。
 2000年前、イエスさまが誕生する前、東洋には様々な思想や宗教が発生しています。インドに釈迦、中国に孔子、ペルシャにゾロアスターが出現しています。そして西にはローマ帝国がありました。イエス様が十字架上で死ななければ愛の精神で東洋の宗教圏を一つにまとめて、愛でローマを従わせて一つの平和世界が成立したとも言われています。そうなっていたら、今のキリスト教も東洋色を帯びていたのかもしれませんね。そして、今、キリスト人であっても東洋宗教の中心である仏教に憧れ布教するために日本を訪れているのかもしれませんね。

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