2010年7月16日金曜日

記憶遺伝子特定

岐阜薬科大や神戸大など5大学による研究グループは15日までに、脳の「海馬」と呼ばれる部位に多く存在する特定の遺伝子が記憶に関与していることをマウスを使った実験で突き止めたと発表した。研究成果は米オンライン科学誌プロス・ワンに16日(日本時間)に掲載される。
海馬とは学習や記憶の形成に重要な役割を果たす。研究グループが突き止めた遺伝子は「ジアシルグリセロールキナーゼβ」(DGKβ)で海馬に多く存在する。実験では、DGKβを持たないマウスは正常なマウスに比べ記憶力が劣り、記憶の形成・保持に障害が認められたという。
岐阜薬科大の原英彰教授(薬効解析学)は「今後、さらにDGKβの働きを調べることで、アルツハイマー病やそううつ病などの精神疾患のメカニズムの解明や新薬の開発の手掛かりになる」と話している。海馬は記憶にとって重要な部分だとは聞いていましたがいよいよ記憶遺伝子が特定されたんですね。新薬の開発や様々な面での応用が期待されますね。

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