2010年6月23日水曜日

14件の大型プロジェクト

文部科学省は22日、世界トップレベルの研究拠点作りを目指す「最先端研究基盤事業」で、補助対象となる14件の大型プロジェクトを発表した。
1〜3年間で事業総額は564億円、うち今年度予算で280億円を支援する。
最高額は、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)が持つ大型加速器の増強費で、3年間で100億円。加速した電子と陽電子の衝突頻度を高め、物質や力の成り立ちを説明する現在の「標準理論」を超える現象を明らかにする。
東京大が計画する「重力波」の検出施設(岐阜県飛騨市)には3年で98億円が補助される。重力波はアインシュタインが予言した時空のゆがみを伝える波で、世界的に検出に向けた研究が進んでいる。このほか、地球温暖化対策や健康医療に関する基礎的な研究課題も採択された。
同事業は、昨年の補正予算に盛り込まれた2700億円の研究基金を、民主党政権が1500億円に減額して捻出(ねんしゅつ)した資金の一部で創設された。若手研究者の支援策も選定基準にした。画期的な研究成果を期待したいですね。

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