地球への帰還が迫る小惑星探査機「はやぶさ」の着陸を待ち受ける宇宙航空研究開発機構の前線本部が11日、報道陣に公開された。
前線本部は、砂漠の村ウーメラの北西45キロ・メートルにある豪軍実験場の一角にある。軍の管理施設に間借りする形で設置され、日本から派遣された研究者約40人が準備を進めている。
実験場は日本の本州の半分以上の広さ。13日の帰還当日は、実験場の南東部に位置する着陸予想地点の周辺8か所に、カプセルから出る電波や光跡を追跡するチームを配置。熱源を探す機器を積んだヘリコプターも飛ばし、位置を特定する。
翌日、ヘリコプターでカプセルを回収して前線本部に運び、クリーンルームで泥や危険な部品を取り除く。その後、窒素を詰めた風船に封じ込め、さらに2重構造の免震箱に入れ、チャーター便で日本に運ぶ計画だ。
これまで4回のリハーサルを終了。宇宙機構の国中均教授は「地上でできることは、すべてやった。必ずカプセルを日本に持ち帰る」と自信を見せた。カプセルには、小惑星イトカワで採取した砂やちりが入っている可能性がある。ある程度絞り込んでいるとはいえ広大な土地のどこに落ちるか追跡し特定するのも大変でしょうね。宇宙の起原につながるような発見がなされる事を期待しましょう!
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