2010年6月18日金曜日

報われる結果が出るといいですね

小惑星探査機「はやぶさ」の試料カプセルが17日深夜、チャーター機でオーストラリアから羽田空港に着いた。
カプセルはトラックに移し替えられ、18日未明に宇宙航空研究開発機構の分析施設(神奈川県相模原市)に到着する。
14日に同国南部のウーメラ砂漠で回収されたカプセルには、小惑星イトカワで採取を試みた砂や微粒子が入っている可能性がある。これらを分析することで、初期の太陽系の成り立ちを解明できると期待される。
カプセルは輸送時に破損しないよう、窒素で満たした風船の中に入れられ、さらに振動を吸収する専用ケースに収納。日本時間17日午後2時20分ごろ、ウーメラ空港でチャーター機に積み込まれた。宇宙機構で進める砂などの分析は、地球上の物質が混入しないよう細心の注意が必要なため、数か月かかるという。
一方、宇宙機構では18日午前0時過ぎから、カプセルの帰還を祝う相模原市主催のセレモニーが開かれた。正門には「夢と希望をありがとう はやぶさ」と書かれた横断幕。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎・機構教授(54)は、市職員から「無事帰還、おめでとうございます」と花束を贈られると、満面の笑みを浮かべ、「ありがとうございます」と頭を下げていた。7年間のハヤブサとスタッフの苦労が報われる結果が出るといいですね。

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