太陽電池の原材料になるシリコン結晶から金属不純物を効率的に除去し、光のエネルギーを電力に変換する効率を高める技術を、大阪大産業科学研究所の小林光教授らの研究チームが開発した。発電効率を1割程度、向上できると見込まれ、すでに国内外のメーカーが技術の導入を検討しているという。
小林教授らは、シリコン結晶をシアン化水素の水溶液に1〜2分間入れておくだけで、不純物除去と欠陥消滅の2工程を同時に行えることを発見した。欠陥部分にシアン化物イオンが強く結合するため、光に長期間さらされても太陽電池の劣化が少ない長所がある。
すでに関連特許を出願中で、小林教授は「1割の発電効率向上は費用の1割削減に直結する。この技術を世界標準にしていきたい」と話している。変換効率が問題とされる太陽電池ですから一割の効率アップは凄いですね。是非世界標準にして欲しいですね。
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