2010年5月7日金曜日

毎秒1ギガビットを超える無線LAN

NTTは7日、世界で初めて毎秒1ギガビット(1ギガは10億)を超える無線LAN(構内通信網)の通信技術の開発に成功した、と発表した。最新の無線LANの通信技術(毎秒で最大100メガビット)に比べて10倍速いほか、固定通信である光ファイバー並みの速さを実現した形だ。
NTTは今回の新技術を、米国の通信規格標準化団体「IEEE(アイトリプルイー)802委員会」で、2012年末までに決定される無線LANの次世代の国際標準規格として採用を働きかける方針。同社などが提案した無線LAN技術は1999年に「IEEE802.11a」として採用された実績があり、その延長線の技術としてアピールする。
今回、実験に成功した無線LANの通信技術は、1つの基地局当たりで毎秒最大約1・62ギガビットの通信速度を出すことに成功。通信速度が落ちにくいのが特徴という。NTT未来ねっと研究所(神奈川県横須賀市)が2008年から研究を進めてきた。
NTTは今後、パソコンや携帯電話、ゲーム機だけでなく、薄型テレビなどの家電までが「あらゆるネットワークにつながっていく」と想定。大量のデータ通信量が必要と見込まれるインターネットテレビなどの普及が進むにつれ、無線LANの高速化需要は高まるとして、新技術の実用化を目指す考えだ。次世代の国際標準規格として採用されるといいですね。様々な用途においても高速化は願われるでしょうから是非実用化してほしいですね。

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