2010年5月7日金曜日

深宇宙探査機UNITEC―1

愛知工科大学(蒲郡市西迫町)が全国の20大学・高専と共同開発した小型衛星「深宇宙探査機UNITEC―1」が18日早朝、鹿児島県の種子島宇宙センターから宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき」に搭載されて打ち上げられる。同大では、小型衛星からの電波をキャッチしようと、アンテナと受信機を学内に開設した。同大は当日午前6時過ぎから、ホール棟3階に設置する大型スクリーンで、打ち上げ映像を一般公開する。
小型衛星は特殊ジュラルミン製の立方体(35センチ四方、約25キロ)で、進行方向を制御するガイドポールが付いている。18日にH―2Aロケットで打ち上げられる「あかつき」から途中で切り離された後、単独で今年12月に地球から約6300万キロ離れた金星付近まで接近。宇宙空間の撮影や放射線の測定、宇宙からの微弱電波の受信などの実験を行う予定。
同大では、今年3月末に研究棟屋上に直径2・3メートルのアンテナを設置。小型衛星から送られる電波をアンテナでとらえ、研究室の受信装置でデータを解析する。
小型衛星の本体部分の設計を担当した奥山圭一教授(宇宙工学)は「小型衛星はゆっくり回転しながら飛行する。うまく星の映像をとらえることができれば」と話している。打ち上げに成功して金星付近まで順調に飛行し多くのデータを送ってくるといいですね。

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