小惑星探査機「はやぶさ」の収納容器から回収した小惑星イトカワのものとみられる微粒子の分析を大阪大のチームが22日、兵庫県佐用町の大型放射光施設「スプリング8」で始めた。本格的な微粒子の分析は初めて。
スプリング8の強力なエックス線を使い、0.03~0.1ミリメートルの微粒子約40個を解析。一つの微粒子を1800の角度からとらえて3次元コンピューター断層撮影(CT)画像を作り、内部構造や含まれる物質の組成を明らかにするとしている。結果の公表は夏以降の見通し。
スプリング8で22日開かれた説明会でチームリーダーの土山明大阪大教授(実験惑星科学)は「微粒子が30億キロ向こうから来たと思うと何とも言えない気持ち。どんな情報も見逃さないように最大限のデータを取り出したい」と話した。面白い結果が出てくる事を期待したいですね。
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